中華民国双十国慶節の祝賀式典を前に、10月7日午後、予行演習が行われた。台北市は元々にわか雨が降っていたが、演習開始と共に雨はあがり、曇り空となった。約1000名の市民は、優れたパフォーマンスを見ようと、悪天候にも関わらず雨着を準備し会場にかけつけた。中華民国国軍三軍楽儀隊(マーチングバンド)は、今年、初めて左手でライフルスピンを行うほか、日本の京都橘高校の吹奏楽部の生徒たちは「台湾と日本の友情」をテーマに、温かみあふれるパフォーマンスを披露した。
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双十国慶節祝賀式典の予行演習はグラミー受賞グループ「Pakelang」の歌でスタート、台湾原住民族の団体や福林小学校野球部も共演しました。
国防部の三軍聯合楽儀隊は今年、「国軍と国民の心は共に、国土を守る」をテーマに、フォーメーションの変化、乱れのない整列、ライフルトスなどを通じ、日頃の訓練の成果を示します。今年は無伴奏での整列、左手でのライフルトスにも挑戦します。
今年は初めて、全員左手でのライフルトスに挑戦します。皆が、チームワークの為に、これが三軍楽儀隊です。
雨が降り続いていた台北、予行演習がスタートすると雨は止みました。内政部の陳宗彦・次長らもご機嫌です。
内政部の陳宗彦・次長は、「予行演習の際、たくさんの人の姿を目にした。これは、台湾が正常な生活に向かって前進しつづけているということだ。非常に嬉しい」と喜びました。
多くの人々が期待していたのは「オレンジの悪魔」の異名をもつ日本の京都橘高校の吹奏楽部の演奏です。祝賀式典の為に招待された生徒たちは「台日友情50周年」のパフォーマンス、時折、演奏しながらのダンスもあり、活力あふれる姿に大きな拍手が。
内政部の陳・次長は、「今回台湾からは台北第一女子高校と暁明女子高校、日本からは京都橘高校が参加する。伝えたいのは、若者達の未来への夢、世界の変化、挑戦を勇敢に受け入れる彼女たちの活力ある姿だ」と説明しました。
総統府広場の上空ではまず高等ジェット機などが飛行し盛り上げると、国歌斉唱時には、ヘリが大型国旗を吊り下げ飛行、そして攻撃ヘリ、アパッチ5機が空中でフォーメーションをつくった後、空軍のアクロバット飛行チームが3色のスモークを描き、中華民国111年目の誕生日をお祝いします。
ソース:RTI
編集:王淑卿
ソース:RTI