双十国慶節祝賀式典、100人が「国慶礼讚」で「みな同じ道」歌う

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民国111年(2022年)双十国慶節祝賀式典におけるプログラム「国慶礼讃(國慶禮讚)」では、国立実験合唱団と国立台北教育大学の総勢100名以上が台湾の歌手・謝宇威による客家語の曲「大家行共路(みな同じ道)」を披露。写真はリハーサルの模様。(写真:中華文化総会提供/CNA)

注目されている双十国慶節(10月10日、中華民国の建国記念日)の祝賀大会における祝賀プログラム「國慶禮讚(国慶礼讃、双十国慶節を称える)」。昨年は台湾原住民の児童合唱団が、原住民語版の「手を繋ごう(手牽手)」を歌いましたが、今年は国立実験合唱団と国立台北教育大学の団員、総勢100名以上が謝宇威の「大家行共路(みな同じ道)」を披露します。

「守土衛国、你我同行(国土と国家を守る、あなたも私も)」をテーマとした今年の双十国慶節。中華文化総会は双十国慶節の祝賀式典に国立台湾実験合唱団と国立台北教育大学、総勢111名の団員を招き、「大家行共路(みな同じ道)」を歌い、国防部模範音楽隊の演奏に合わせ「一儕行一步,大家行共路(みんなで一歩ずつ、同じ道を歩もう)」という一致団結の気持ちを表現します。

この「大家行共路(みな同じ道)」は、台湾の二番目に大きいエスニックグループ、客家語で歌うミュージシャンで、これまでに台湾のレコード大賞・金曲奨(ゴールデン・メロディ・アワード)の客家語部門の最優秀歌手賞、最優秀アルバム賞などを多数受賞している、謝宇威の作曲によるものです。

「大家行共路(みな同じ道)」は、「共通の目標に向かって進む道」をテーマにした楽曲です。中華文化総会は4日、歌詞にある「道は遠く、真実は時を経て見える(路遙知馬力,日久見真心)」や「大家行共路,行出光明前途(明るい未来に向かい、ともに同じ道を歩こう)」などのフレーズが「ともに団結して国土を守り、民主主義の仲間たちと手を携えて前に進む」ことを象徴すると説明しています。

今回、「國慶禮讚(国慶礼讃)」のステージに立つ111名の合唱団は、結成から30年以上、700以上の公演を経験している国立実験合唱団、そして国立台北教育大学の合同メンバーで構成されています。

国立実験合唱団は、これまでに世界10カ国以上の国々から招かれ、ステージに立っています。その中にはユネスコ国際音楽教育会議、バチカンが主催するロレート国際聖楽祭などの国際的なステージ、また歴代の総統・副総統就任式典および総統文化賞授賞式など、国家の重要な式典でも歌唱しています。

そのほか、当日のステージには国軍模範音楽隊マーチングバンドも登場します。

国軍模範音楽隊マーチングバンドは国家最高峰の軍楽隊として、通常は中央、各省庁、中華民国を訪れる国賓や国家レベルの宴会など、国家の重要な式典での演奏を担い、多様なパフォーマンスを披露しています。

(編集:本村大資/王淑卿)

ソース:RTI
編集:王淑卿
ソース:RTI