双十国慶節 ナウル大統領、日華懇議員団が祝賀式典に出席へ

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外交部は5日、今年の双十国慶節祝賀式典に国交樹立国・ナウル共和国のラス・ジョセフ・クン大統領と、日本の「日華議員懇談会」の古屋圭司・会長率いる訪問団が出席することを明らかにし、心から歓迎の意を表した。(写真:RTI)

中華民国の建国記念日である双十国慶節を10日に控え、外交部は5日、今年の祝賀式典に出席するアジア太平洋地域の貴賓について、国交樹立国・ナウル共和国のラス・ジョセフ・クン(Russ Joseph Kun)大統領、そして日本から超党派議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司・会長が日本の国会議員43人を率いて訪台することを明らかにし、心から歓迎の意を表しました。

外交部によりますと、クン大統領はリチャード・ハイド・メンケ・教育訓練大臣、ジェイソン・ビンガム・アギル・土地管理省副大臣、ドミニク・ジョセリート・タブナ・外交・貿易省副大臣、そして国会議員らを含む17名で訪台し、蔡英文・総統を表敬訪問するほか、双十国慶節の祝賀式典と祝賀パーティーに出席。また第7回「玉山フォーラム」に出席し、開幕スピーチを行うほか、蔡・総統と呉釗燮・外交部長(外相)主催の晩餐会に出席し、両国間の協力問題について意見交換するということです。

また外交部は、日本の国会議員の訪問団について、台湾滞在中は蔡英文・総統を表敬訪問し、双十国慶節の祝賀式典と祝賀パーティーに出席するほか、八田與一記念パークを訪問する予定ということです。

台湾の対日本窓口機関、台湾日本関係協会の范振国・秘書長は、日華議員懇談会は台湾に友好的な日本の最大規模の超党派議員連盟であり、現在台湾と日本の議員外交における重要な窓口である。今年は40名以上の国会議員が訪台団を結成し、双十国慶節の祝賀活動に出席する。これはコロナ禍後最大規模であり、このように実際の行動をもって台湾への支持を表明してくれるということは、台湾と日本の友好とパートナー関係が非常に堅実であることの表れであると述べました。

双十国慶節の準備を行う「国慶準備委員会」の主任委員をつとめる立法院の游錫堃・院長は5日、記者会見を開き、今年は500人の同胞が式典を観覧できるだけでなく、4日間の双十国慶節の連休中は、規模を拡大し、全ての国民が様々な活動に参加できるようにし、祝賀の喜びともに過ごしてほしいと語り、今年のテーマ「民主台湾、強靭で持続可能」について次のように述べました。

游錫堃・立法院長は過去一世紀にわたって植民地主義、権威主義と闘い、民主主義のために戦ってきた不屈不撓の台湾精神を発揮すれば、台湾の民主と自由、国際的地位は確実に発展し続け、揺るぎないものとなる。まさに今年のテーマの「民主台湾、強靭で持続可能」となると強く信じていると述べました。

今年の国慶節イベントには、プロ野球選手の高 國慶・選手ら6名の台湾代表選手や、馬公高校の合唱団らが会場で、そして左営海軍が玉山軍艦上でオンラインで国歌斉唱をリードする予定ということです。

また日本の東京農業大学第二高等学校吹奏楽部「エメラルドナイツ」も招待され出演するほか、「日華議員懇談会」とも共同で祝賀大会を盛り上げます。その他、「純金のサウンド」と称されるアメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のUCLAブルーイン・マーチングバンドもパフォーマンスを行います。

祝賀大会以外に、10月8日には南部・台南市の空軍基地で戦闘機のお披露目会やコンサートなどの祝賀パーティーが、10日には中部・台中市の中央公園で花火大会が予定されています。

(編集:岩口敬子/王淑卿/本村大資)

ソース:RTI
編集:岩口 敬子
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